新潟お疲れさまでした。
僕は2-3の66位でCSPなしです。

Twitterを中心に話題を呼んでる「引き分けは損」の話をしたい。


【引き分けは損、とはどんな状況を指しているのか】
勝てる試合を引き分けに持ち込まれた場合なら、損である。
ここに疑問を持つ人はかなり限られた状況だと思う。

今話題になっているのは「このままゲームが続けば負ける可能性が濃厚だが、時間切れによって両者引き分けにもちこめた」という場合。
または「お互いが勝利条件を満たし、基本ルールに則り引き分けになった」という場合。
後者の発生頻度はかなり低いため、基本的に前者を想定してほしい。

ここまで読んで「いや負けるより引き分けた方がいいに決まってるだろ」とお考えの方は、もう少しお付き合い願いたい。


【引き分けは存在しない】
いきなり今日のテーマを全否定して申し訳ない。
が、大会規定をしっかり読んでいるならば、納得いただけると思う。

片方が勝ち、もう片方が負けのパターン。
両者負けのパターン。

実はこの2パターンしかないのだ。
一般に引き分けと呼ばれる状態は、両者負けに含まれるのである。

勝ちのプレイヤーに勝ち点3が入り、負けのプレイヤーには勝ち点が入らない。
競技によっては引き分けの場合に勝ち点1が入るものもあるが、少なくとも今の日本国内でのポケカの大会では、そんなものはない。
そもそも引き分けという概念が存在しないのだから。

勝敗がつくか、両者敗北か。この2パターンしかないことをまず覚えておいてほしい。


【順位決定の話】
少し話題を変えよう。
予選で上位16人が決勝に上がる場合、当然順位をつける必要がある。

まず一番最初に参照されるのは、勝ち点の合計値である。
値が大きい方が上位。
より多く勝っている人が上に来る、単純明快な話だ。

さて、勝ち点の合計値を比較したところ、同じ順位となる人が出てくる。
同じ勝ち点の中で順位をつけるために、俗に「オポ」と呼ばれる値で比較することになる。

余談になるが、このように同着の場合でも順位をつけるために使われる要素を「タイブレイカー」と呼ぶ。
同着(Tie)を破壊する(Break)ものだから、タイブレイカー。


【オポとは何か】
先に説明した通り、勝ち点だけでは決められない順位を決めるための要素である。

競技の性質や、大会の運営によって計算方法に差がある。
ポケカの大会においては「独自の計算により順位を決定」のみ記載されており、残念ながら具体的な計算式についてはブラックボックスである。

具体的な計算式こそ不明なものの、このオポと呼ばれるもの、考え方は「これまで戦ってきた対戦相手の勝ち点を元に計算する」ことに違いはない。

もっとも単純な計算式であれば、「これまで戦ってきた対戦相手の勝ち点の合計値で比較する」ことが可能である。

強い(勝ち点の高い)相手と対戦していれば、それだけオポは高くなる。
これは計算式のブラックボックスがどうであろうが、変わることのない事実である。


【オポを高めるには】
こればかりはマッチングによる運が大きいため、プレイヤーの裁量で高めることは難しい。

ここで「引き分けは損」の話に戻る。

引き分けは、両者敗北である、
つまり、自分にも対戦相手にも、勝ち点が入らない。

オポは、対戦相手の勝ち点を参照する。
つまり、対戦相手の勝ち点が高ければ高いほど、自分のオポは高くなる。

ご理解いただけたと思う。

相手に勝たせていれば自分のオポも上がったはずのところ、引き分けに持ち込んだために自分の順位も下がるのである。


【オポってそんなに大事なの?】
めちゃくちゃ大事。
今回であれば最大でCSP80とエスケープボード相当の価値があった。

僕の順位は66位でCSP0ある。
64位の人も僕と同じ2-3だが、オポが若干高かったことで、CSP80とエスケープボードを獲得している。


【まとめ】
・大会規定で「引き分け」は存在しない。あるのは両者負けのみ。
・負けが濃厚の試合を時間切れで両者負けに持ち込むと、自分のオポも下がる。
・僅かなオポの差で、CSPやプロモカードを逃す。


以上。


追記。
参加者120人なので、CSPをもらえるのは32位までだったらしい。
つまり僕が逃したものはエスケープボードだけになった。
が、32位周辺でCSPがゼロか100か(と限定デッキシールド)をオポの差で争うことに変わったに過ぎず、本記事での趣意を損なうものではない。

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